KANTO 関東工機製 ターレットフライス盤 KR-N17の主な特徴

-概要・用途-
・製品名：関東工機 ターレットフライス盤 KR‑N17
・用途：鋳造、機械加工、金型製作などに広く用いられる汎用立フライス盤です。

-本体仕様-
・主軸取付：NT40テーパー
・テーブルサイズ：1100 × 250 mm（T溝付）
・X軸ストローク：約600 mm、Y軸：約300 mm（KR‑N17KⅡ）
・Z軸ストローク：約400 mm（KR‑N17KⅡ）
・主軸回転数：75 ～ 4,000 rpm（12段変速）
・テーブル移動：上下・左右手動送り、KR‑N17KⅡではZ軸にデジタルスケール付属
・X・Y軸デジタルスケールはKR‑N17KⅡに搭載される例あり

-構造・機能面の特徴-
・ターレット型ヘッド：主軸ヘッドのタレット回転機構により、工具着脱や角度調整が容易。
・手動送り機構：上下・左右共にハンドル操作で走査し、機械加工の基本操作に対応。
・堅牢な構造：鋳物ベッドとキャスティング設計により機械剛性が高く、振動を抑えた安定加工が可能。

-寸法・重量-
・本体寸法：約W 1100 × D 250 × H（ヘッド高さ含む）およそ400 mm前後。
・重量：おおよそ1,000 ～ 1,200 kg規模。

-特長・メリット-
・幅広い主軸回転範囲：75〜4,000 rpmの12段変速で、切削条件に合わせた柔軟な加工が可能。
・大型テーブル：1100 × 250 mmの作業スペースで複数のワークや大型部品にも対応。
・デジタルスケール搭載モデルあり：位置精度の向上のためX・Y・Z軸にデジタル表示モデルが存在。
・タレットヘッドによる工具交換の効率性：複数工具の切替が容易で作業効率を改善。

-注意点・運用時の留意事項-
・重量と設置スペース：重量が大きいため据付や床強度、振動対策を施工前に確認が必要です。
・タレットヘッドの潤滑管理：定期的なグリスアップがミス防止・寿命延長につながります。
・スケール精度と防塵対策：デジタルスケールモデルではゼロ点校正と粉塵対策が不可欠です。
・電源容量・安全対策：三相電源（200 V級）仕様と推定されるため、容量・アース・緊急停止設備の整備が必要です。

関東工機 ターレットフライス盤 KR‑N17 は、堅牢なラム型構造、大径・多段変速主軸、可変工具ヘッドといった高い基本性能を備える立フライス盤です。

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