イワシタ製 ラム型立フライス盤 NK-1Rの主な特徴

-製品概要・用途-
・製品名：イワシタ ラム型立フライス盤 NK‑1R
・用途：研究開発・試作・板金・金型製作など広範囲の立フライス加工に対応する汎用機

-寸法・重量・設置スペック-
・機械外寸：約幅1775×奥行1600×高さ2200mm（設置には幅2375×奥行1850mmのフロアスペースが必要）
・本体重量：約1500kg（NK‑1R）・約1100kg（NKS‑1モデル）
・電源容量：約6kVA（NK‑1R）、約5kVA（NKS‑1）
・テーブル・ストローク
・テーブルサイズ：1100×270mm、Tスロット：4本（幅16mm）
・XYZ移動量：X軸600mm、Y軸270mm、Z軸400mm（NKS‑1は610×200×400mm）

-主軸性能・駆動-
・主軸テーパー：NT40（7/24テーパー）
・主電動機：1.5kW（4P）モーター搭載
・主軸回転数： 50Hz時：低速65～390rpm、高速535～3000rpm 60Hz時：低速80～470rpm、高速640～3600rpm

-送り・スケール・ヘッド特性-
・クイル送り（Z軸回転送り）：0.005、0.08、0.15mm/revの3段階切替
・X軸切削送り速度： 50Hz時：17～634mm/min 60Hz時：21～761mm/min
・早送り速度（X軸）： 50Hz時：2880mm/min 60Hz時：3480mm/min
・デジタルスケール（左右・前後／X-Y軸）標準搭載、オプションでZ軸スケール追加可能。
・ターレットヘッドにより工具交換や角度切削が可能。

-主な特長・メリット-
・堅牢構造：ラム型設計により高剛性・高精度の加工に対応。
・多段変速＋高回転：12段構成で幅広い切削条件に柔軟に対応。
・大型テーブル：大型ワークや複数部品の同時セットアップが可能。
・手動・自動送り併用：精密加工から定量加工まで柔軟に対応。
・安全機構と精度維持：デジタルスケール搭載により位置管理が容易で安全性も高い。

-注意事項・導入準備ポイント-
・重量対策：重量約1500kgのため床補強または防振マットが必要。
・設置スペース：幅約2.4m × 奥行約1.85mの作業・操作スペース確保が必要。
・電源と盤設備：三相200V仕様に対応。（約6kVA）
・定期メンテナンス：ギア部の潤滑、送り機構・スケールの清掃点検、冷却・切削油管理の徹底が必要。
・安全操作：ゼロ点校正、早送りレバーの位置確認、安全装置の活用が推奨されます。

イワシタ NK‑1R は、堅牢なラム型構造、広い主軸回転数域、大型テーブル、自動・手動両対応の送り機構、デジタルスケール搭載など、精密性・効率性・安全性に優れた立フライス盤です。

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