関東工機製 ターレットフライス盤 KR-N25KIIの主な特徴

-概要・用途-
・製品名：関東工機 ターレットフライス盤 KR‑N25KII
・用途：研究開発、試作、小ロット製作などに適したラム型立フライスで、工具交換効率や角度切削性能に優れる汎用機です。

-寸法・重量・設置要件-
・本体外寸（参考）：幅約2100 × 奥行2160 × 高さ1710 mm程度（型式・仕様により変動）
・テーブル適用面は1100 × 270 mm、T溝幅約16 mm（4本）で大型ワークの対応が可能。
・本体重量は約800～1000 kg（機種仕様より異なります）
・電源は三相200 V仕様（中古機では標準構成）、電源容量は5～6 kVAが必要です。

-XYZ移動量・ヘッド仕様-
・X軸（左右）：約600 mm、Y軸（前後）：約300 mm、Z軸（上下）：約400 mmの大きなストローク
・クイル（主軸前後）：約120 mmの可動範囲あり（型式依存）
・ラム前後動も可能で、約200 mm前後まで調整可能（モデルにより異なる）
・タレットヘッドにより複数工具の切替や角度切削が容易に行えます。

-主軸性能・駆動-
・主軸テーパー：NT40（7/24規格）対応工具を使用可能です。
・主電動機出力：約1.5 kW程度と推定されます（中古カタログに依存）
・主軸回転範囲は、低速～高速までの12段変速が想定され、代表的な仕様は75～3600rpm前後です。

-送り・位置制御機能-
X・Y軸には手動送りレバー操作および一部モデルにデジタルスケールが装備され、高精度な送りが可能です。
Z軸はクイル手動送りの他、早送りなどの機能が実装され、切削効率と操作性が高い仕様です。

-特長・メリット-
・堅牢なラム型構造により、振動を抑えた高精度加工が可能です。
・大型テーブルと広いXYZストロークにより、多様なワークに対応できます。
・タレットヘッドによる角度切削・工具交換に優れ、作業効率が向上します。
・X・Yデジタルスケール搭載により、位置精度の安定管理が可能です。
・12段変速などの回転域により、材料や切削仕様にあわせた柔軟な加工が可能です。

-注意点・導入時に配慮すべき事項-
・設置スペースは本体＋操作域・搬入経路を含め、幅約2.4 m×奥行約1.85 mが必要です。
・重量は約1 t級であり、床補強や防振対策が不可欠です。
・電源環境は三相200 V・約6 kVAに対応できる設備が必要です。
・定期メンテナンスとしてギア部・送り機構・スケール・タレットシャフトなどの潤滑・清掃が重要です。
・安全運用については、ゼロ点設定・チャック工具固定の確認、急停止ブレーキなど安全機構の点検を推奨します。

関東工機 KR‑N25KII は、堅牢かつ高精度なタレット立フライス盤で、広いワーク対応・操作性・安全性を兼ね備えた信頼性の高い機種です。

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