関東工機製 立フライス盤　M-KIIの主な特徴

-概要・用途-
・製品名：関東工機 M‑KIIシリーズ ターレット（ラム型）立フライス盤
・用途：研究開発・試作・金属加工・金型製作など、多目的立型汎用フライスとして適用されるモデルです。

-外形・設置スペース-
・幅：約1,775 mm 奥行：約1,600 mm 高さ：約2,200 mm
・設置には幅2,375 mm × 奥行1,850 mm程度のフロアスペースが必要です。

-テーブル・ストローク-
・テーブルサイズは1100 × 270 mm（Tスロット4本、幅16 mm）で、大型ワークの同時セットアップにも対応できます。
・XYZ移動量はおおよそ X：600 mm、Y：270～300 mm、Z：400 mm程度で、幅広い加工ニーズに対応します。

-主軸性能・駆動方式-
・主軸はNT40テーパー（7/24規格）で標準工具に対応。
・モーター出力は約1.5 kW、12段変速にて回転数は低速～高速削りに対応します。
（例：50 Hzで65～3,000 rpm、60 Hzで80～3,600 rpm）

-送り機構・位置制御-
・Z軸にはクイル手動送りで0.005／0.08／0.15 mm/revの3段切替が可能です。
・X軸の切削送り速度は50 Hzで17～634 mm/min、60 Hzで21～761 mm/min、早送りは数m/minに及びます。

・X・Y軸にはデジタルスケールが標準搭載され、Z軸もオプションで追加できます。
・タレットヘッド構造により工具交換や角度加工が容易です。

-特長・メリット-
・堅牢なラム型構造により高い剛性と低振動、高精度な切削が可能です。
・大きなテーブルと幅広いXYZストロークにより多様なワークに対応できる汎用機です。
・12段変速＋複数送り切替により、幅広い加工条件に柔軟に対応できます。
・X・Yデジタルスケールにより位置再現性が高くなり、加工の安定性と効率が向上します。
・タレットヘッドにより工具交換や諸加工角度への切替がスムーズになります。

-注意事項・導入準備項目-
・重量は約800～1,000 kgで据付には床耐荷重や防振マットが必要です。
・設置には幅2.4 m×奥行1.8 m程度のスペース確保が望まれます。
・電源は三相200 V・約5～6 kVAが標準仕様です。
・定期的なメンテナンス（ギア部・潤滑・送り装置・スケール・タレット部）で性能維持をお願いします。
・操作時は早送りレバーの位置確認、ゼロ点校正、緊急停止装置などの運用を徹底してください。


関東工機 M‑KIIシリーズ は、耐久性と剛性に優れたラム型立フライス盤で、研究開発から量産、金型製作まで幅広く対応できる高性能機です。

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