東京富士製 小型立フライス盤 TFV-0の主な特徴

-主な仕様-
– 主軸モーター出力：約0.75 kW、三相200 V仕様
– 主軸回転数：約330～2,160 rpm（14段または格段変速）
– テーブル寸法：約560 × 175 mm
– XYZストローク：X 約280 mm、Y 約140 mm、Z 約300 mm
– 機械外形寸法：約幅770 × 奥行950 × 高さ1,520 mm（中古出品サイズ例）
– 機械重量：情報なし（中古例では推定数百kg程度）
– 主軸テーパー：NT30（典型仕様）

-特長とメリット-
１．コンパクト設計ながら主軸0.75 kWの高剛性構造により、精密加工に適した堅牢な筐体設計
２．広範な回転数（330～2,160 rpm）により、荒削りから仕上げ加工、ドリルやタップ加工まで多用途加工が可能
３．小型で設置スペースを抑えつつ、X280・Y140・Z300 mmのストロークを実装し、卓上設置にも適応可能
４．NT30テーパーにより、一般的なコレット・チャック類や工具と互換性が高く、運用の柔軟性がある

-加工用途と評価-
・小物部品加工、試作品製作、教育・研究用途、治工具や治具製作などの幅広い用途に適する汎用性の高い立型フライス盤
・中古市場でも状態の良い個体が比較的流通しており（例：落札価格11万円前後の記録あり）、導入しやすいモデルとして定評がある

-メンテナンスおよび確認ポイント-
– 主軸の回転時の軸振れ、変速ギアまたはベルトの滑らかさ・異音の有無を確認すること
– テーブル・クイル・ヒザ部分の摺動面の摩耗やガタつき具合を定期点検すること
– 潤滑（給油・グリス）状態の確認と、必要であればオイル・グリス交換を実施すること
– 電気系統（モーター、配線、スイッチなど）の劣化や接触不良のチェック
– 中古購入時には付属品（コレット、バイスなど）の有無や状態も確認すること

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