大隈豊和製 NCフライス盤 FM-30Rの主な特徴

-主な仕様-
– テーブル寸法：1,350 × 310 mm
– 移動ストローク（X／Y／Z）：710 × 310 × 410 mm（X710 Y310 Z410）
– 主軸テーパー：NT40
– 主軸回転数：85 ～ 3,000 rpm（または100 ～ 3,600 rpmモデルあり）
– 制御装置：FRIEND‑MILL（モデル依存）
– テーブル積載重量：約300 kg

-特長とメリット-
１．ラム型立と横兼用設計（Universal Ram Mill）により、垂直加工と水平加工の切替が可能で、汎用性が高い機種。
２．大型テーブル（1,350×310 mm）と広いX710 mmストロークで、大物ワークを搭載しての加工にも対応可能。
３．NT40主軸と85～3,600 rpmの幅広い回転数レンジにより、荒削りから仕上げ加工、ドリル・タップ加工までマルチに対応。
４．FRIEND‑MILL NC制御を搭載し、プログラム制御による高精度・再現性のある加工が可能。
５．300 kgの積載力を活かした重荷重ワーク加工にも強い剛性を持ち、安定した加工が期待できる。

-加工用途と実績-
– 金型加工、治具部品、機械部品などの汎用切削、ドリル、タップ加工に広く使用されている。
– ラム型兼用仕様により、多方向加工（垂直・水平）が一台で可能なため、試作工場や量産ラインで高い評価を得ている。

-メンテナンスおよび導入時のチェックポイント-
– 主軸回転時の滑らかさ、ベアリングの異音、回転数切替の確実性をチェックすること。
– テーブル・ラム・サドル・コラム・ガイド面など摺動部の摩耗・ガタつきと潤滑状態を確認し、必要なら再研磨や給脂を行うこと。
– 制御ユニット（FRIEND‑MILL）の通電動作・プログラム反応の確認、操作盤・入力キーの動作状況を点検すること。
– NC仕様のため、電源（※220Vまたは380V仕様）と制御盤の適合性および配線状態を確認すること。
– テーブル積載限界（約300 kg）に応じ、設置現場の床耐荷重・搬入経路（幅・高さ・クレーンなど）を事前確認すること。

FM‑30Rは、大型テーブルとNCラム型設計、広ストローク・高剛性を備えたNC万能フライス盤として、試作から量産まで多用途に活躍する日本製の信頼モデルです。

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