長谷川製作所製 複合フライス盤 HPF型の主な特徴

-主な仕様-
– テーブル寸法：640 × 160 mm
– 移動ストローク：X軸 300～320 mm、Y軸 120 mm、Z軸 300 mm
– 主軸テーパー：NT30（BIG製 MC20-30M コレットチャック装備）
– 主軸回転数：立軸 385～5,000 rpm、横軸 150～3,000 rpm
– 電源仕様：三相200 V、50/60 Hz
– X軸自動送り機構：搭載
– デジタルスケール：X・Y軸に搭載
– 機械重量：約650 kg
– 外形寸法：幅1,620 mm × 奥行600 mm × 高さ715 mm

-特長とメリット-
– 立軸・横軸の複合構造：1台で垂直および水平加工が可能で、加工の多様性が向上します。
– 高回転主軸：立軸最大5,000 rpm、横軸最大3,000 rpmにより、精密加工から荒加工まで対応可能です。
– コンパクト設計：省スペースで設置可能ながら、十分な加工能力を備えています。
– デジタルスケール搭載：X・Y軸にデジタルスケールを搭載し、位置決め精度が向上します。
– 自動送り機構：X軸自動送りにより、作業効率が向上します。
-
主な加工用途-
– 金属および樹脂の加工：多様な材料の加工に対応可能です。
– 試作部品の製作：少量多品種の試作に適しています。
– 治具や金型部品の加工：高精度な加工が求められる部品の製作に適しています。
– 教育機関での実習機：工業高校や大学での教育用機械としても使用されています。

-メンテナンスおよび導入時の確認ポイント-
– 主軸の回転状態：異音や振動がないか確認してください。
– 摺動面の状態：X・Y・Z軸の摺動面に摩耗やガタつきがないか確認してください。
– 自動送り機構の動作：X軸自動送りが正常に動作するか確認してください。
– 電気系統の確認：モーターや配線、スイッチ類の動作を確認してください。
– 設置スペースの確認：機械の外形寸法と重量を考慮し、設置場所のスペースと床の耐荷重を確認してください。

HPF型複合フライス盤は、立軸と横軸の両方を備えた汎用性の高い機械で、試作や少量生産、教育用途など幅広い分野で活躍しています。
コンパクトながら高精度な加工が可能で、操作性にも優れています。中古市場でも流通しており、導入しやすい機種の一つです。

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