万能木工機の主な特徴

-万能木工機とは-
万能木工機とは、1台で複数の木工加工（切断、かんな掛け、穴あけ、ほぞ取りなど）を行える多機能な木工機械です。
木材加工の省スペース化と効率化を目的とした機械であり、小規模工房や学校、建具業、家具業などで広く用いられています。

-主な構成機能と能力-
– 昇降盤（丸のこ）機能：木材の縦・横・斜め切断が可能。
– 手押しかんな盤機能：木材の表面を平らに削る平面加工が可能。
– 自動かんな盤機能：所定の厚みに整える厚み加工が可能。
– ほぞ取り機能：枠組み用の接合加工が可能な場合もあります。（機種による）
– 穴あけ・角のみ機能：一部機種ではボーリングや角のみ加工が可能です。

-主な仕様（機種により異なる）-
– 電源：三相200Vまたは単相100V（機種により異なる）
– モーター出力：1.5kW〜5.5kW程度が一般的
– かんな幅：160mm〜460mm程度
– 丸のこ径：255mm〜405mm程度
– 切削深さ：かんな盤で最大3〜5mm、昇降盤で100〜135mm程度
– 機械寸法：幅1200mm〜2000mm、奥行800mm〜1800mm程度
– 重量：200kg〜900kg程度（鋳物製の大型機ではそれ以上）

-特長と利点-
– 1台多役で省スペース：複数機能を1台に集約し、限られた作業スペースに最適。
– 高精度加工：精度の高いガイドや送り機構により、安定した仕上がりが得られる。
– コストパフォーマンスに優れる：複数の単機能機をそろえるより初期投資を抑えられる。
– 耐久性：鋳鉄製ボディを採用する機種は剛性が高く、長年の使用にも耐える。

-使用時の注意点-
– 安全装置の確認：丸のこ、送り装置などのカバー・非常停止ボタンの動作確認が必須。
– 電源環境の整備：三相200Vの確保が必要な機種が多いため、事前確認が重要。
– 重量対応の床強度：重量が重いため、設置場所の床耐荷重に留意する必要がある。
– 騒音と集塵対策：使用時の騒音が大きく、木くずも多いため集塵機の併用が推奨される。

万能機査定時のポイント

中古木工機械・機器の買取価格は、状態や使用年数、メーカー、型式などによって異なります。
買取を検討する前に、まずは機械・機器の年代やメーカーを確認し、できるだけ付属品や動作を整えておくことが重要です。
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また、機械の外観が清潔であるほど査定評価が高くなる場合がありますので、出来る限り掃除をしておくことをオススメします。
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