BOSCH ボッシュ製 鉄筋探査機 D-tect 100の主な特徴

-基本仕様-
・型式：D‑TECT 100（プロフェッショナル壁面スキャナー）
・検出対象：鉄筋コンクリート中の鉄筋、塩ビパイプ、電線（通電中/停止中）、木材、空洞など多様な材質を検出可能です。
・測定深度：最大100 mmまで対応し、許容穿孔深度も表示されます。
・測定精度：対象物の中心位置まで±5 mm程度の精度で検出可能です。
・原理：約2.5 GHzの静電容量方式センサーを採用し、構造物内の材質変化を検知します。
・電源：単三乾電池×4本（アルカリまたはニッケル水素電池が使用可）。
・自動電源オフ：約5分操作がないと自動で電源オフし省エネ設計です。
・保護構造：IP54相当の防塵・防水仕様で屋内外問わず使用できます。
・操作モードとユーザーインターフェース
-モード切替（Mode S／Mode 1／Mode 2）：材料特性に応じてフィルタリングし、最適な検出が可能です。
-表示：バーグラフと深度数値付きの大型液晶ディスプレイ＆バックライト搭載で視認性良好です。
・検出時の通知：LEDと音声シグナルにより、検出物の存在を直感的に知らせます。
・検出性能と精度
-最小間隔：2.5cm以上離れた対象を個別に検出可能で、深さが増すほど分解能は低下します。
-探知深度目安：Mode 1では10cm程度まで対象を探査可能で、Mode SやMode 2は4〜6cm深さに適しています。
-位置決め：交差スキャンで正確な中心位置が特定できます。

-利便性と使用上の注意-
・4輪構造により滑らかな移動が可能で、壁面に密着して検査できます。
・乾電池駆動で屋外の電源環境がない現場でも使用可能です。
・反射材（鏡・金属板など）前では深部の検出が難しくなる場合があります。
・湿ったコンクリートや塗料など、水分がある素材では測定に影響が出ることがあります。
・モードによって表示内容が異なるため、「掘る／掘らない」の判断には交差測定と複数モードでの確認が推奨されます。

-適用シーン-
穿孔前の鉄筋・配管・ケーブル位置確認に最適です。
壁・床・天井のコンクリート構造内を安全に走査できます。
木材下地・空洞構造・温水管等の検出にも対応します。

D‑TECT 100 は、最大100mmの深さに対応し、鉄筋・配管・電線・空洞・木材など多彩な素材を正確に検出できる壁面スキャナーです。モード切替と交差スキャンにより、現場での穿孔位置確認に非常に役立ち、安全かつ効率的な判断を支援します。操作性も高く、プロ・DIY問わず信頼性の高いツールです。

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