オートレベル(水準計)とは

-基本用途・導入メリット-
・水平面の測定器具であり、建築・土木・土地区画整理などの現場で、水平線上の複数点の高低差を効率よく測定できます 。
・自動補正機構付き（コンペンセータ内蔵）により、風や揺れ、設置の不正確さによる誤差を自動で修正し、測量精度と迅速性の両立を実現しています 。

- 光学スペック-
・倍率：一般的に20×〜32×程度が主流。倍率が高いほど遠距離や微細な目盛読み取りが容易になります 。
・対物レンズ径：30〜40 mmが標準で、視野の明るさや解像度に影響します 。
・視野角：約1°〜1°30′程度を備え、一般的な間距離の確認に適しています 。
・最短合焦距離：0.2 〜 0.6 m 程度の機種が多く、狭い場所での使用にも対応できます 。

-精度・補正機構-
・測定精度：±1mm〜±2mm／100 m 程度が標準的な性能レンジ（例：24×モデルで±1.5 mm／45 m相当）
・補正範囲：水平偏差±15′ 前後まで自動補正が可能で、小範囲の傾きを補正できます 。
・補正方式：磁気ダンパー式／エアダンパー式など、揺れを抑える設計により読み取り精度を高めています 。

- 操作性・機構特徴-
・360°回転可能な水平円盤（角度目盛）付きモデルは、簡易な角度測定や位置合わせが行えます 。
・縦・横の粗調整つまみにより、水準器の中心出しや微調整操作がスムーズに行えます 。
・水平気泡管および視準器（ピープ・サイト）**を搭載し、設置時の粗レベリングが高速かつ正確に可能です 。

- 防塵・防水・耐久性-
・防水防塵設計が一般的で、IP規格等に準拠した屋外環境下でも使用可能な耐候性を備えています 。
・堅牢な金属樹脂ボディが多く、現場での衝撃や振動にも耐える構造になっています 。

- 精度向上・使用効率-
・設定と読み取りが簡単：三脚設置後、粗レベリング → 自動補正待ち → 目標視準 → スタッド棒読み取りという流れで迅速測量が可能です 。
・測量精度：現場では±0.01ft（約3 mm）程度の読み取りが現実的であり、建築レベルや高度制御作業に適します 。

オートレベルは、「20～32倍の光学倍率・30～40 mm対物レンズ・±1～2 mm／100 m精度・自動補正範囲±15′・磁気／気圧ダンパー補正・防塵防水・三脚固定・水平気泡・円盤・粗調整つまみ装備」という仕様を有し、建設現場や測量における高精度かつ効率的な水平測定作業に最適な光学測量機器です。

オートレベル 査定時のポイント

測量機器の買取価格は、状態や使用年数、メーカー、型式などによって異なります。
買取を検討する前に、まずは機械の年代やメーカーを確認し、できるだけ付属品や動作を整えておくことが重要です。
廃業や移転の場合は、まとめて買い取ってもらうことで高く売ることができる場合がありますのでその点も考慮してみてください。
また、測量機器の外観が清潔であるほど査定評価が高くなる場合がありますので、出来る限り掃除をしておくことをオススメします。
中古測量機器買取以外についてもパシオリユースでは専門性の高いスタッフが多数在籍しています。
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