SOKKIA ソキア製 オートレベル(水準計) B2の主な特徴

-型式概要・用途-
・形式名：B2（B‑シリーズの初期モデル、1963年に発売されたロングセラー）
・用途：建設・土木・測量現場での正確な水平高差測定に用いられる定番オートレベルです。

-光学性能と視野-
・倍率：B20モデル準拠で32倍、B30は28倍、B40は24倍のスペック設定（B2は大口径モデルの源流）。
・対物レンズ径：B20は42 mm、B30は36 mm、B40は32 mm（B2の構成と共通）。
・視野角：一般的に約1°20′程度で広い視界を提供しま。す
・最短合焦距離：約0.2 m（20 cm）と超短焦点で狭い場所でも安心して測定可能です。

- 精度・補正機構-
・磁気ダンパー式コンペンセータを採用した信頼性の高い自動補正機構。
・精度（1 km往復）：B20モデルで0.7 mm、B30は1.5 mm、B40は2.0 mmというラインナップ構成。
・補正範囲：±15′の傾きを自動補正可能。

-耐環境性能・構造-
・防塵防水：本体はIPX6等級で水・粉塵に強い密閉構造です。
・耐振動・衝撃性：コンペンセータは振動や温度変化・衝撃条件でも安定した動作を確保します（高張力サスペンションワイヤ＋磁気ダンパー）。
・堅牢設計：厚肉金属＋プラスチックボディのタフ構造で、現場向けに高い耐候性があります。

-操作性・機能-
・水平調整：三点整準式気泡管と無段回転水平クラッチノブによりスムーズな方位調整が可能。
・水平円盤：角度読み取り可能な100 mm径水平円盤付き（1°／1 gon単位）。
・スタディア機能：レティクルにスタディア線を備え、距離の近似測定ができます（比率100）。
・600 〜 730 rpm 回転速度：水準測定中のレンズブレ抑制と素早い視準を両立。

- 寸法・重量-
・重量：約1.85 kg。
・サイズ：約215 × 140 × 130 mmとコンパクト設計。

SOKKIA B2 は、32倍倍率・42 mm対物・20 cm最短合焦・磁気ダンパー補正・±15′許容量・0.7 mm／1 km精度・IPX6耐候性・水平円盤付き・1.85 kg軽量といった性能を搭載した、現場測量・建築水準測定の基本ツールとして長年信頼されてきた光学式オートレベルです。

オートレベル 査定時のポイント

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