スポットクーラーとは

-用途・設置性-
・特定の作業者や小規模エリアに集中的に冷風を届けるスポット冷房に特化した装置です。
・キャスター付きで移動が容易、現場条件に合わせた臨機応変な設置が可能です（屋内・屋外軒下など）。

- 冷却方式-
・室内機＋室外機が一体化した、冷風＋排熱両方排出する構造。冷却効果を高めるには排熱ダクトによる室外排気が望ましいです。
・冷房能力は約1.8～4.2 kW（6,000～14,400 BTU程度）。三相200 Vモデルで大出力、高冷却向けの仕様もあります。

- 電源・効率-
・一般には三相200 V仕様が多く、冷房能力に応じて消費電力は0.7～1.9 kW程度と幅があります。
・家庭用対応の単相100 Vモデルも存在し、使いやすさとコストを両立できます。
・COP（成績係数）は2.5～3程度で、業者用としては省エネ性能が高い設計です。

- 排水（ドレン）機構-
・ドレンタンク方式では一般的に5～20 L程度。満水時に運転停止する安全機構が付属します。
・ノンドレン仕様はドレン水を蒸発させるタイプで、排水作業が不要になるというメリットもあります。

-送風機能-
・吹出口は1～3口で複数口タイプは広範囲冷却が可能です。
・首振り機能付きモデルは風の拡散に優れ、1台で広域冷却が可能になります

- 騒音-
・運転音は50 Hz／60 Hzで約59～69 dB程度。工場や現場での使用を想定した水準です。
・静音性を求める用途では選別や別仕様の検討が必要です。

-運用環境-
・対応環境温度範囲は概ね18～45 ℃。幅広い季節や気候での使用が可能です。
・環境対応冷媒（R407C・R410A・R32など）を使用し、GWP削減に配慮したモデルが増えています。

-メンテナンス性-
・フィルター清掃やドレン排水が必要です。容量が大きいほど排水頻度が減ります。
・オーバーロード保護や逆相防止といった安全装置が標準搭載されるモデルも多いです。

-メリット-
・導入が早く、据付なしで即日使用可能です。
・必要な場所だけ冷やすため省エネ・経費節減になります。
・移動可能で複数エリアの切替利用に適します。

業務用スポットクーラーは、移動式・高冷却・即時対応が可能なスポット冷房専用機として、作業効率と省エネ性を両立する装置です。

スポットクーラー査定時のポイント

中古機械の買取価格は、状態や使用年数、メーカー、型式などによって異なります。
買取を検討する前に、まずは機械の年代やメーカーを確認し、できるだけ付属品や動作を整えておくことが重要です。
工場の廃業や移転の場合は、まとめて買い取ってもらうことで高く売ることができる場合がありますのでその点も考慮してみてください。
また、機械の外観が清潔であるほど査定評価が高くなる場合がありますので、出来る限り掃除をしておくことをオススメします。
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