金属探知機/金属検出機とは

業務用の金属探知機（または金属検出機）は、製品や原料中の金属異物を検出し、品質管理や安全確保を目的として使用されます。
主に食品、医薬品、化学、繊維、樹脂、木材、工業製品など幅広い業界で導入されています。

【主な種類】
・コンベア式金属検出機：ベルトコンベアに組み込まれており、流れてくる製品の中に混入した金属を検出します。
・シュート式金属検出機：主に粒状・粉体の原料を対象とし、落下中に異物を検知します。
・パイプ式金属検出機：液体や粘性物の製品ラインに設置され、配管内部を通る製品の異物検査に適しています。
・ハンドヘルド式：小型で持ち運び可能、主に簡易検査や金属探知用途（例：工場、建設現場、セキュリティ）に使用されます。

【検出対象】
鉄（Fe）、非鉄金属（アルミニウム、銅など）、ステンレス（SUS）など、金属全般を対象とします。

【特長】
・高感度検出：微細な金属片でも検出できる性能を備えています。
・自動排出機能：異物混入が確認された製品を自動でラインから除去するシステムと連携可能です。
・記録・管理機能：検出履歴や動作状況を保存し、トレーサビリティ管理に活用できます。
・防水・防塵構造：HACCPやIP規格に準拠し、清掃・衛生面の対策が施されたモデルもあります。

【主なメーカー】
アンリツ（Anritsu）、島津製作所、ニッカ電測、A&D、メトラー・トレド、イシダ、フルークなどがあります。

【注意点】
・被検査物の形状・包装材・温度などにより感度に影響が出るため、設置前のテストや設定調整が重要です。
・定期的な校正・点検により、検出精度を維持することが求められます。

このように、業務用の金属検出機は製造現場において非常に重要な役割を果たしています。

金属探知機/金属検出機 査定時のポイント

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