トランシット(セオドライト)の主な特徴

【主な特徴】
・建築・土木・測量現場で、水平角および垂直角の測定を行うための精密光学測定機器です。
・光学式または電子式の望遠鏡を搭載し、対象物を正確に視準できます。
・水平角・垂直角を高精度で測定し、現場の基準出しや位置決めに利用されます。
・望遠鏡倍率は一般に24倍～32倍程度で、明るくクリアな視野を提供します。
・光学式（目盛板読み取り）と電子式（デジタル表示）があり、電子式はLCDで数値を直接表示します。
・垂直補償器や気泡管を備え、設置時のレベル出しを容易にします
・ゼロセット機能や角度ホールド機能を備えたモデルでは、測定作業の効率が向上します。
・屋外使用に対応するため、防塵・防滴構造（IP44以上）が採用される場合があります。
・金属製の堅牢な筐体と安定した三脚取付機構により、耐久性と測定安定性を確保しています。

【主な仕様（一般例）】
・測定精度：機種により5″～30″（秒）程度の角度精度
・表示分解能（電子式）：1″、5″、10″単位など切替可能な機種あり
・望遠倍率：24倍～32倍程度
・視野：100m先で約2.5～3mの範囲
・最短合焦距離：約1.3m～2.0m
・気泡管感度：水平皿水準器で約30″／2mm、円形水準器で約8′／2mmが一般的
・電源（電子式の場合）：単三形乾電池または専用バッテリーで10～30時間連続使用可能
・防塵防滴性能：IP44相当以上
・質量：約3kg～5kg（本体のみ）

【用途とメリット】
・基礎工事や構造物の直角・平行確認、道路や橋梁などの基準線設定に使用されます。
・電子式は数値が直接表示されるため、読み取りミスを低減できます。
・光学式は電源不要で、長時間・電源が確保できない現場でも利用可能です。
・耐候性と精度を両立しており、屋外の過酷な環境でも安定して使用できます。

セオドライト 査定時のポイント

測量機器の買取価格は、状態や使用年数、メーカー、型式などによって異なります。
買取を検討する前に、まずは機械の年代やメーカーを確認し、できるだけ付属品や動作を整えておくことが重要です。
廃業や移転の場合は、まとめて買い取ってもらうことで高く売ることができる場合がありますのでその点も考慮してみてください。
また、測量機器の外観が清潔であるほど査定評価が高くなる場合がありますので、出来る限り掃除をしておくことをオススメします。
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