中古ハンマードリルの種類（回転＋打撃／純打撃）と用途別ガイド作業内容で選ぶ最適モデルの基本知識

ハンマードリルには大きく分けて「回転＋打撃タイプ」と「純打撃タイプ（ハンマ—）」の2種類があり、用途によって適したモデルが異なります。
中古市場では両タイプが豊富に流通しており、性能や作業目的を理解して選ぶことで高いコストパフォーマンスを得られます。
本記事では、それぞれの特徴と用途、そして中古品を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。

① 回転＋打撃タイプの特徴と用途

• 穴あけと軽はつりの両立：回転しながら打撃を加えるため、コンクリートへのアンカー下穴に最適。
• SDS-plus機が主流：軽量で扱いやすいモデルが多い。
• 多用途性が高い：DIY作業や設備工事でよく使われる。
• 軽作業向け：コンクリートの深いはつりにはパワー不足のことも。
• ビット交換が容易：細径ビットを多用する現場に向く。

② 純打撃タイプ（ハンマー）の特徴と用途

• 打撃力が圧倒的：回転がないため、コンクリート・タイルはつりに特化。
• SDS-max・六角軸が主流：重作業向けの大型モデルが多い。
• 連続はつり作業に向く：解体現場で主力として活躍。
• 広範囲の撤去作業可能：効率的にはつりたい場合はこのタイプ。
• 重量は重め：そのぶんパワーは非常に高い。

③ 中古ハンマードリルの選定ポイント

• 作業内容を明確にする：穴あけ中心か、はつり中心かで選ぶべきタイプが決まる。
• ビット規格を確認：SDS-plusは軽作業、SDS-maxは重作業向き。
• 整備状況の確認：グリスアップ・ブラシ交換済の中古は安心。
• モーターの発熱チェック：短時間運転で異常加熱がないか確認。
• チャック摩耗の程度：ビット保持力に大きく影響。

④ 用途別に見る機種の選び方

• アンカー施工・下穴あけ中心：回転＋打撃タイプ（SDS-plus）が最適。
• タイル・モルタル撤去：純打撃タイプが効率的。
• コンクリート深掘り作業：SDS-maxクラスの強力なモデルがおすすめ。
• 多用途で1台にまとめたい：回転＋打撃タイプの上位モデルを検討。
• 長時間の連続はつり作業：重作業向け純打撃ハンマーが最適。

⑤ タイプ別比較表

⑥ まとめ：用途を理解すれば中古でも最適モデルが選べる

ハンマードリルは「回転＋打撃」と「純打撃」で用途が大きく異なり、作業内容によって選ぶべきモデルが変わります。
中古市場ではどちらのタイプも手頃な価格で入手でき、整備済の高品質モデルを選べば長期運用も十分可能です。
作業内容と必要性能を把握し、自分の現場に合った機種を選定することで、中古でも高い作業効率を実現できます。

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