コンクリートはつり作業に適した中古はつり機の選定基準作業負荷に耐える1台を見極めるためのポイント

コンクリートのはつり作業は工具の性能差が作業効率に大きく影響するため、適切なはつり機を選ぶことが非常に重要です。
中古市場には高性能なモデルが数多く流通しており、状態の良い個体を選べば新品に劣らないパワーを得ることができます。
本記事では、コンクリートはつり作業に適した中古はつり機を選ぶ際の基準と確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

① コンクリートはつりに求められる基本性能

• 高い打撃力（ジュール値）：コンクリート破砕には20J以上が望ましい。
• 耐久性の高い内部構造：長時間連続作業に耐える設計が必須。
• SDS-max・六角軸対応：重作業向けビットが装着可能な規格が適切。
• 冷却性能：発熱に強く、連続運転が安定するモデルが有利。
• 重量と作業性のバランス：強力なモデルほど重量が増えるため扱いやすさも重要。

② 中古はつり機で重視すべきスペック

• 打撃エネルギー（J値）：作業内容に適したパワーを確保できるか。
• 打撃数（bpm）：破砕スピードに影響する重要指標。
• モーター出力：経年劣化によるパワーダウンに注意。
• ビット保持力：チャック摩耗が少ない個体を選ぶ。
• 振動抑制機構の有無：長時間作業で作業者負荷が変わる。

③ 作業内容に合わせた適正モデルの選び方

• 深いコンクリートの破砕：30〜40J以上の大型モデルが最適。
• 一般的なはつり作業：20〜30JのSDS-max機がバランスが良い。
• 軽作業やタイル撤去：10〜15Jの軽量モデルで十分対応可能。
• 多用途で使いたい：回転＋打撃タイプの上位モデルが便利。
• 連続稼働が多い環境：冷却性能と耐久性が高い業務用モデルを優先。

④ 中古品の状態確認で見るべきポイント

• 内部グリスの状態：乾燥していると打撃力低下の原因に。
• モーターの発熱チェック：短時間で熱くなる個体は要注意。
• 異音の有無：内部ギア摩耗やピストン劣化のサイン。
• チャック摩耗：ビット固定力が弱いと作業効率が低下。
• 外装の割れ・欠け：落下歴を推測できる重要ポイント。

⑤ 選定基準の比較表

⑥ まとめ：中古でも高性能なはつり機を選ぶために

コンクリートはつり作業では、打撃力・耐久性・冷却性能といった基本スペックが特に重要です。
中古市場では高性能モデルを割安で入手できるため、状態の良い個体を選べば現場で十分な戦力になります。
導入前にスペックと状態を丁寧にチェックし、信頼できる販売店から整備済モデルを選ぶことで、長時間の過酷な作業にも耐えられる高いパフォーマンスを確保できます。

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